MUTEKI

夜勤のクソだなって思う点は配達物をなかなか受け取れないことで郵便局とかクロネコさんは早急に午前中の配達時間の区分けを「午前中」だけじゃなくもっと細かくしてほしい。こんだけ配慮が行き届いた日本でどうしてここだけ見落とされてるんですか。怠慢でしょ。日本郵便の怠慢のおかげでフラゲ日には受け取れなかったけれど、大森靖子さんの新しいアルバムMUTEKIをやっと手に入れた。よかった、これで騙し騙しだけどまた今日を生きることができる。曲単位で必要としている人にちゃんと届いています。
ファンとの距離感とか関係性とか想いを歌った曲っていう紹介をされることが多い流星ヘブンを歌詞カードをみながら聴いて、こっちの都合で好きな一瞬を切り取ったりしてるうちに、私の中ではもう完全に救世主というか神的存在になってる靖子さんとの関わり方について改めて考えさせられた。こっちが曲を聴いたり靖子さんの哲学に共感したり考えたりするうえでの体裁の整え方みたいなことだ。まず、『消えてしまう前の私に一瞬でもいい追いついて』っていう歌詞とか、どろどろのときもそうだったんだけど、最後の部分の『間違ってる間違ってゆく』から先の絶対にしないで、好きに壊して 僕の遺作を(昔の曲?)を 世界を壊して とかの歌詞を聴いていて引退とか若い子たちのプロデュースに回ろうとしてるんじゃないかと正直超超焦ってた。けど28日のゲスト出演をしたミューコミプラスを聴いて間違いだったと気づいた。その中であった例え話が分かりやすくて、若いアイドルの子がたとえば14歳で出した写真集が好評価で、その後成長して20歳とかになっても14歳のとき写真集はよかったね~って語られちゃって過去の産物が、今の変わり続けている自分にまで責任がのしかかってきちゃうみたいな話(うろ覚え)だ。『都合よく好きな一瞬を永遠にされるのが怖い』。この歌詞がすべてを言い表してる気がしてて、『消えてしまう前の私』っていうのは引退とかそんなことではなくて、一瞬一瞬今を生きてて変わり続けている靖子さん自身のことなのではないかなと。そういった恐怖を抱えながら同じ曲の中で不幸に守られた私らを引きずり出そうとしてくれてる靖子さんはやっぱり優しい。優しすぎるな。そこまでしてくれる、マジックミラーの中で私達の孤独の為に有名が光るといってくれた靖子さんが、今そしてこれから先どんなふうに変わっていこうとも、昔も今もこれからも一生好きだし、追いつこうとして頑張るっていう目的があるから生きていけるみたいなとこあるし。なんか的外れなこと言ってるかもしれないけどただ一つ、これから先も一生歌い続けてほしいなって思います。