おわり

日常会話のなかでその人の価値観が垣間見える瞬間があって、お酒でも飲んで会話するぞ!って意気込んでない分その感覚は、本当にその人のなかで常識というか、ご飯食べるときはいただきますって言うものみたいな考えるまでもない普通のことってなところまで落とし込まれてる感覚なのだろう。前にラジオで某作家さんがどういう文脈か忘れたけど「絶対この人のほうが偏差値低いのに~」って発言した瞬間があって、やっぱり心の中では人間をそういう区別の仕方するよね、作家さんですらそうなんだから別に罪悪感もつことではないかっておもった。
 飲酒運転をして事故を起こし会社を懲戒免職になったひとがいる。まぁ実際大きな会社、というか工場なのでどこの班の誰かなんて知りもしないので、なったひとがいるそうだ、が正しい。あんましこういうこと書くのはよろしくなさそうだけど、勤めてる先の会社名とか書いてないし大丈夫か。職場の休憩所でこの話になったのだが、ある正社員さんが「飲酒運転で事故起こして会社までクビになってこの人の人生終わっちゃったねぇ」と言っていたのだ。この発言にめっちゃ違和感を感じて「まぁ~そうっすね~~~」って言いながらとりあえず休憩所を出ることしかできなかった。え!あなたは飲酒運転事故起こしクビ野郎と比べて自分の人生は終わってなんかない、むしろ始まってるとでも思ってるんすか!って思った。その人の生い立ちや学歴や家族構成は分からないけどこの人の人生からしたら、田舎の自動車工場の正社員でブルーカラーの製造業で働いてることは、人生始まっている、ことなわけだ。価値観なんて人それぞれだし(すくなくともその人とは)分かり合おうと思わないけど、自己採点高すぎ。人生は模試じゃないから答案が返却されて自己採と照らし合わせることができないので、その人は一生その価値観の中で生きるのでしょう。答えがあるものでもないけど、身の丈に合った態度でいろやって思う(ブーメラン)